明石海峡大橋

神戸側主塔基礎

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明石海峡大橋は、全長3,911m、中央支間長1,991mの世界最長の吊橋で、鹿島は高さ約283mの神戸側主塔を支える海中基礎を建設しました。大水深(46m)・強潮流(毎秒約3.5m)という厳しい条件下で、海底面を水深60mの支持地盤まで掘削後、二重壁部に注水して鋼製ケーソンを据付け、外周に捨石被覆工を併用した洗掘防止工を施工し、さらに早期に安定性を確保しなければならないケーソンの内部には、当時前例のない大量(約27万㎥)の水中不分離性コンクリートを打設しました。また上部工の気中部には主塔アンカーフレームを据え付けるための鉄筋コンクリートを打設して盤石の基礎としました。

竣工年
1992年
発注者
本州四国連絡橋公団
工事諸元
神戸側主塔基礎:直径80m、高さ70m(水中不分離性コンクリート約27万㎥、気中コンクリート約9万㎥)、洗掘防止捨石約27万㎥
所在地
兵庫県神戸市